ママ防災士と一緒に考えよう!〜マザーズバッグで防災〜@子育てほっとスペースすきっぷ
12月10日(金)午前、ママ防災士として、
未就学のお子さんを子育て中の親御さん向け
防災講座の講師をしてきました!
会場は、NPO法人子育て支援ネットワークとくしまが運営する
「子育てほっとスペースすきっぷ」!
普段から、子育てをされているママ・パパが集う、
0歳〜未就学の子どもたちも安心して過ごすことができる
徳島市の子育て交流拠点です。
今回の講座は、徳島市協働による
新たなまちづくり事業における協働事業に対しての補助金と、
クラウドファンディングによる皆さんからの温かいご支援により
実施されました。
ご支援いただいた皆様ありがとうございました!
今回のテーマは「マザーズバッグ」◎
マザーズバッグを非常持ち出し袋に変身させましょう!
いつも持っているマザーズバッグは
子どもたちに必要なものが揃っています。
ママ・パパは既に備えの達人!
非常時にそこに何を足せば良いか一緒に考えましょう。
という入り口からスタート。
ママたちは、常日頃からマザーズバッグに
お子さんの"もしも"に備えて必要な物
(着替え、おむつ、ミルク、お菓子、ハンカチ等など)を
たっぷり詰め込んでお出かけされています。
半日くらいの外出なら慣れっこですよね◎
今回はまずその重さを測ってみました。
実際参加いただいたみなさんのものを
測ってみると2.5〜3.5kgくらい!!!
それだけで許されるわけではなく、
3〜10数kgになるお子さんを抱っこして
過ごされることもあるわけですね。。。
合わせたら、5.5kg~15kgオーバーの場合も(^_^;)
重さを数値化した上で、
❏ マザーズバッグに入っているものは?
❏ それでどのくらいの時間子どもと過ごせる?
❏ そこに足すとしたら何を足す?どれだけ持てる?
なんていうことを一緒に考えてみました。
その参考資料になれば!と、
よく防災の本などに書かれている
赤ちゃんがいる家庭の非常持ち出し袋の中身を、
実際のカバンに詰め込んでみて、重さを測ったりもしました。
中身はこれ↓
この荷物のトータルの重さ5kg弱。
正直めちゃくちゃ重たいですよ(;・∀・)
マザーズバッグに子ども抱っこして(5.5kg~15kg)、
さらにこの5kgの非常持ち出し袋持って逃げるって、
・・・どうですか??
全くもって現実味がありません(笑)
大雨や台風など時間に余裕のある避難なら、
こういった5kgの非常持ち出し袋も大切でしょう◎
しかし!!地震や津波からの一刻の猶予もない避難を考えると、
重い荷物を持って逃げるのは果たして正しい備えでしょうか?
非常持ち出し袋リストを見て、
たくさんのものを備えなきゃと思って、
備えのハードルを上げてしまうくらいなら、
ひとまずマザーズバッグを安心できる内容にしよう!!!
備えだぁーと言って重い荷物抱えて、
逃げる速さが劣るくらいなら、
荷物を持たずに命を守るための
超ダッシュできたほうが良い!!!です。
だからいま一度言いたい。
マザーズバッグは、
すでに子どものためのものがある程度備わっている。
あとは、避難に必要なもの◎大人が必要なもの◎を足してみよう!!!
そう考えると、少し不安が和らぎます( ´ ▽ ` )ノ
そんな私がマザーズバッグに足す
大人に必要な備えはこちら↓
普段から使えそうなものは、
小さなポーチに入れてカバンの中へ。
普段使わなさそうなものは、
小さめのカバンに入れて車の中に置いています。
(※徳島は車社会なので。)
案外、家にあるものをかき集めるとできちゃった◎
そんな内容です。
そうやって備えをひとつずつ積み重ねていくと、
「何から備えて良いかわからないのが不安」というのは、
クリアになっていくのではないでしょうか。
それでもいざというとき人間は
「自分だけは大丈夫」と思ってしまう生き物です。
(これを正常性バイアスといいます。)
そういったことも知った上で、
本当に事が起きたとき、
自分の命、家族の命を守るための行動をとれるよう、
心の準備もしておけたら良いですよね!
今回の講座が、ご参加いただいたママたちの生活の中にある不安、
少しでも災害に立ち向かう不安が和らげば幸いです。
ちなみに、今回お話した「マザーズバッグで防災」は、
私の中では新しい講座の形でした。
実際にみなさんが持たれているものをベースで考えたり、
新しい備えや手軽な備えを物を見ながらできたり、
よりリアリティのある講座にできたのがとても良かったと思います。
そして何より真剣だったし楽しめました!!
ご参加いただいた皆様、場をつくってくださった皆様、
ありがとうございました!
引き続き、親子向け防災!
がんばりまーす( ´ ▽ ` )ノ♡