11月5日は津波防災の日・世界津波の日!稲むらの火の館に行ってきた!
先日、和歌山へ日帰りの旅をしてきました。
目的地はコチラ!
広川町にある「稲むらの火の館」です。
先日11月5日が、津波防災の日であり
世界津波の日であるということで、
そのきっかけとなった逸話
「稲むらの火」の舞台に行ってみたわけです。
"稲むらの火"という言葉は知っていても、
その物語を具体的に知っている人は少ないのかもしれない。
私もその1人でした。
これが稲わらを束ねた「稲むら」です↓
実際に現地に行き、資料館でその歴史を知り、
濱口梧稜という人の存在を知り、
その方の判断力と決断力と行動力を知りました。
濱口梧陵は、多くの村人の命を救っただけでなく、
その後の被災地復興までも実行に移し、
自身の財産で村人とともに堤防や住居を建設。
のちの昭和南海トラフの際には、
その堤防により救われた命がたくさんあったそうです。
稲村の火の館は、津波防災教育センターにもなっていて、
津波に関する様々な資料や、シュミレーションも見ることができました。
自分がもし「稲むらの火」の主人公になった時、
「自分だけは大丈夫。」になるか
「自分は率先して逃げる、そしてそれが避難を促すことになれば!」
と考え行動に移せるか。
日頃からそういったスイッチを持っておきたいなと、
改めて感じる旅でした。
館を出て徒歩5分くらいで、
濱口梧陵と村人たちが築いた
国の史跡にもなっている 広村堤防へ。
高さ約5m、根幅 約20m、
天幅 約2m、全長 約640m あるそうです。
大きい、そして高い。。。
親子ふたりで堤防に登り、
てっぺんに腰掛けておやつを食べました。
何気ない会話の中に、過去とつながる、
自分の暮らしともつながる瞬間のある、
楽しみながら記憶に残る時間になりました。
ちなみに、広川町では毎年11月5日に
100年続く「津浪祭」というお祭りがあるそう。
このお祭りは、大津波で亡くなった人々の霊を慰めるとともに、
その教訓を忘れないために今も毎年行われているとのことです。
地域に暮らす人々に根付く、災害・津波と向き合う姿勢。
海辺で生きる人としての生き方だなと
当たり前のことなんだろうけど思いました。